○種別 (必須): | □ | 総合科学部 (授業概要)
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○入学年度 (必須): | □ | 西暦 2004年 (平成 16年)
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○名称 (必須): | □ | (英) (日) ドイツ言語文化研究II (読) ドイツげんごぶんかけんきゅう
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○コース (必須): | 1. | 2004/[徳島大学.総合科学部.人間社会学科.欧米言語コース.言語表現サブコース]/[学士課程]
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| 2. | 2004/[徳島大学.総合科学部.人間社会学科.欧米言語コース.言語コミュニケーションサブコース]/[学士課程]
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○担当教員 (必須): | 1. | 井戸 慶治 ([徳島大学.大学院社会産業理工学研究部.社会総合科学域.国際教養系.ヨーロッパ分野]/[徳島大学.総合科学部.社会総合科学科.国際教養コース])
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○単位 (必須): | □ | 2
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○目的 (必須): | □ | (英) (日) 日本語であっても詩は難解なのだから,一,二年習っただけのドイツ語の詩が読めるはずがないと思われるかもしれない.たしかに日本に生まれ育った人間が,外国語の微妙な語感や音調まで本当にわかるようになるかどうかは疑問である.しかし,ドイツ語は語形変化がしっかりしていて,その詩は基本的には散文と同じ語順の規則にしたがって書かれていることが多いから,内容をある程度「理屈で」把握するのは意外に可能なのである.この点で,ただイメージの流れにしたがってゆるやかな文法的規則にしたがっているだけの日本語の詩よりも,意味を限定しやすいとも言える.そして名詩と言われるものの多くは,音調がすぐれているのはいうまでもないが,それを度外視して内容だけでも心に響くものがあるはずである.ドイツ語の詩にも,韻律など詩特有の規則はあるが,まずは散文のようなつもりで読むことから始めたい.そこから豊かなドイツ詩の世界が開かれるであろう.
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○概要 (必須): | □ | (英) (日) ドイツ詩入門
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○キーワード (推奨): |
○先行科目 (推奨): |
○関連科目 (推奨): |
○注意 (任意): | □ | (英) (日) ドイツ語履修暦一年を最低条件とする.簡単な詩や解説文の訳などの課題を出すこともあるが,個々の受講生のドイツ語履修暦や習熟度に配慮して,無理な要求はしないつもりである.詩の解釈において,もちろん答はひとつとはかぎらない.しかし,かといって何でもよいというものでもない.解釈の妥当性の程度や許容される限界というものはある.詩の言葉の意味について,丹念に辞書を読み,ああでもないこうでもないと考えることに楽しみを見出してもらえるようになればさいわいである.
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○目標 (必須): | 1. | (英) (日) ドイツ語の詩に親しみ,韻文に対する特別な苦手意識をなくすこと.できればドイツ語の簡単な詩の内容を,辞書を用いてある程度理解できるようになることもめざしたい.
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○計画 (必須): | 1. | (英) (日) 前期は主としてゲーテとシラーの詩を,後期はロマン派から20世紀前半までの詩を読む.いずれもよく知られた詩であり,簡単なものから入ってゆきたい.難解な部分では,そのつど基本に立ち戻って,文法事項などを確認しながら進んでゆく.詩の解釈をおこなうのみならず,韻律法など詩の一般的な規則,個々の詩の成立の経緯や詩人たちのエピソード,また他の詩人によるパロディーなども紹介する.さらに,該当の詩の朗読録音や歌曲のCDがある場合には,なるべく聴いてもらう.ときには複数の翻訳と原文を比較対照し,翻訳の問題(訳詩には原文とかけ離れているように見えるものが多いのはなぜなのか,詩の翻訳は散文のそれとは本質的に異なるものなのか,翻訳はどの程度信用できるものなのか,など)についても考察したい.この考察の成果は,英語など他の外国語の翻訳一般にも応用できるであろう.
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| 2. | (英) (日) 前期:1)君よ知るやかの国.2)トゥーレの王.3)五月の歌.4)野ばら.5)プロメテウス.6)湖上にて.7)旅人の夜の歌.8)魔王.9)月に寄す.10)至福の憧れ.11)真夜中に.(以上ゲーテ)12)喜びに寄す.13,14)ギリシアの神々.(以上シラー)
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| 3. | (英) (日) 後期:1,2)ヘルダーリン:パンと葡萄酒,など.3,4)ノヴァーリス:夜の讃歌,など.5,6)アイヒェンドルフ:月夜,など.7,8)ハイネ:ローレライ,など.9,10)ホフマンスタール:早春,など.11,12)リルケ:秋,など.13,14)トラークル:滅び,など.
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| 4. | (英) (日) 以上の予定は大まかな目安である.個々の数字は時間数に正確に対応するものではないし,取り扱う詩の順序や数も変更は多少ありうる.
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○評価 (必須): | □ | (英) (日) レポートと授業への取り組み姿勢で総合的に評価する.
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○再評価 (必須): | □ | (英) (日) なし.
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○教科書 (必須): | 1. | (英) (日) 学生向けに作られた解説つきのアンソロジーをコピーして配布し,これを手引きとする.それ以外にも適宜教材·資料を配布する.参考文献は,一般的なものとして生野幸吉·檜山哲彦訳「ドイツ名詩選」(岩波文庫,1993年,670円,対訳本)を挙げておくが,個々の詩人に関してはそのつど指示する.
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○参考資料 (推奨): |
○URL (任意): |
○連絡先 (推奨): | 1. | 井戸 慶治 ([徳島大学.大学院社会産業理工学研究部.社会総合科学域.国際教養系.ヨーロッパ分野]/[徳島大学.総合科学部.社会総合科学科.国際教養コース])
○オフィスアワー (任意): | □ | (英) (日) 水曜日16時20分以降とするが,それ以外でも在室のときは対応可.
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○科目コード (推奨): |
○備考 (任意): | 1. | (英) (日) 開講年次:3·4
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| 2. | (英) (日) 開講学期:前·後
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| 3. | (英) (日) 2004年度は,水 5·6 開講
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