授業概要: 2002/光応用工学計算機実習
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種別 | 必須 | 工学部•昼間 (授業概要) | |||||||||||||||||||||||||||
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入学年度 | 必須 | 西暦 2002年 (平成 14年) | |||||||||||||||||||||||||||
名称 | 必須 |
(英) Optical Science and Technology Computation Exercise / (日) 光応用工学計算機実習 / (読) ひかりおうようこうがくけいさんきじっしゅう
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コース | 必須 | ||||||||||||||||||||||||||||
担当教員 | 必須 |
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単位 | 必須 | 1 | |||||||||||||||||||||||||||
目的 | 必須 |
(日) 計算機はあらゆる分野で不可欠であり,光技術者として計算機を用いた問題解決能力を養うことは重要である.ここでは,光学材料,光デバイスから光情報システムまでの光技術に関する基本的な課題に取り組み,計算機を有効に活用できる能力を高めることを目的とする. |
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概要 | 必須 |
(日) 以下の課題1及び課題2から各1題選択して計2題行う.各課題は7週間で実施し,4年前期の前半7週間に課題1,後半7週間に課題2の実習を行う. 課題1 (a) 半導体レーザの基礎特性と設計 光関連の技術に欠くことのできないレーザの基本特性について,計算機を用いて理解することを目的とする.そのために,適当な半導体レーザ素子を設定し,光出力特性等を計算する.<関連の深い講義:光デバイス1,レーザ光学基礎論> (b) 光導波素子の基礎と薄膜光学素子の設計 光を伝搬させる光ファイバ等の光導波素子も,反射防止膜のような厚さ数ミクロン程度以下の構造をもつ薄膜光学素子も,光の波としての性質を利用することで機能を実現している.素子を設計したり,素子の特性を明らかにすることで,光の波としての性質とその利用方法の基本的概念を理解する.<関連の深い講義:光デバイス1,光導波工学> (c) 分子シミュレーション入門材料設計や物性予測に不可欠な手段となっているモンテカルロ(MC)法と分子動力学(MD)法のうち,多体系(構成単位は,原子·分子など)の振る舞いを調べる方法であるMC法について,実習を行う.MD法は運動方程式の数値積分に基づいているが, MC法は確率過程に関連している. <関連の深い講義:材料統計熱力学2> (d) スペクトルシミュレーション さまざまな波長の光を用いて分子の電子状態や構造を明らかにする分子分光学において計算機が重要なツールとなることを理解することを目的とする.計算機の発達により,量子化学的計算から分子に特有のスペクトルを理論的に求めることが可能となった.ここでは,スペクトルシミュレーションが実際のスペクトルの解釈に必須である電子スピン共鳴(ESR)分光法において,与えら れたパラメータからスペクトルを計算により求めるプログラムを作成する.<関連の深い講義:分光分析学> 課題2 (a)光学素子設計の基礎 光関連の技術に欠くことのできない光学素子であるレンズとプリズムの基本特性について,計算機を用いて理解することを目的とする.そのために,適当な光学素子を設定し,焦点距離や収差,波長特性等を計算する. <関連の深い講義:幾何光学,波動光学> (b)光アナログ演算の基礎 光情報機器や光計測の技術に欠くことのできない光で情報を伝えることで実現できる演算について,計算機を用いて理解することを目的とする.レンズを用いた情報処理の基本となるフーリエ変換を計算することで,光アナログ演算により,変換される信号の関係を理解する.<関連の深い講義:光演算処理,信号処理> (c)コンピュータグラフィックスの基礎 ワークステーションのグラフィックス機能を利用してコンピュータグラフィックスの基本的な技術を習得することを目的とする.特に,現実感のあるグラフィックス表現を可能にするレイトレーシングアルゴリズムを習得する.<関連の深い講義:画像処理,幾何光学> (d)ディジタル信号処理の基礎 計算機技術の発展に伴い,ディジタル信号処理技術は音声や映像などのあらゆる分野で必要とされる基礎技術となっている.ここでは,ディジタル信号処理の基本となる離散フーリエ変換とその高速演算アルゴリズムである高速フーリエ変換を習得することを目的とする.<関連の深い講義:画像処理,信号処理,パターン認識,光画像計測> |
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キーワード | 推奨 | ||||||||||||||||||||||||||||
先行科目 | 推奨 | ||||||||||||||||||||||||||||
関連科目 | 推奨 | ||||||||||||||||||||||||||||
要件 | 任意 | ||||||||||||||||||||||||||||
注意 | 任意 | ||||||||||||||||||||||||||||
目標 | 必須 |
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計画 | 必須 |
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評価 | 必須 |
(日) 実習は全て出席し,レポートを提出しなければ成績評価の対象外となる.実習中における積極性,理解度及び,口頭試問の解答,レポートの提出状況と内容を総合して評価する.レポートの内容が採点基準に満たない場合,再提出を求めることがある.定期試験は実施しない.平常点は,実習中における積極性,理解度及び,口頭試問の解答,実習レポートの提出状況と内容を総合して評価する. 以下に,各課題に対する評価方法を示す. 課題1(a), (b) (担当: 原口 雅宣,岡本 敏弘) 出席(30%)およびレポート(60%),演習に対する積極性(10%)を評価する.レポートは,課題に対する結果と理解度,筋道の通った説明,解法の特徴とオリジナリティ,適切な図表の使用,相手に理解してもらう工夫,理論展開がしっかりした考察,を重視して採点する.課題に対して「もっともらしい計算結果が得られたか」のみを重視しているわけではないので,注意して欲しい. 課題1(c)(担当: 森篤史,柳谷 伸一郎) 出席とレポートの割合を6対4として評価する. 乱数の扱いは自習の初期の段階でフェィス·トゥー·フェィスの指導を行なう. 他についても同様に, 実際にパターンの発展を見ながら達成度を評価するが, 時間内に課題をこなせなかった場合はプリントアウトされたもので評価する. 課題1(d)(担当: 手塚 美彦) 出席30%,実習中における理解度20% 提出されたレポートの内容50% 課題2(a), (b) (担当: 早崎 芳夫,山本 裕紹) 成績評価:出席,レポート発表で評価する.出席点40%,レポート発表60%. 課題2(c) (担当: 久保満) 実習中の演題の解答,レポートの提出状況と内容を総合して評価する. 平常点40%,演題点40%.レポート点20%. 課題2(d) (担当: 河田 佳樹) 実習中における理解度20%,提出されたレポート内容80% 提出レポートには以下の内容が含まれ,その詳細について口頭で説明できることが必要である. ·構築したアルゴリズムについての説明,ソフトウェア仕様書 ·ソフトウェア仕様書に基づいたプログラム及び,実行例. ·作成プログラムのマニュアル. |
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JABEE合格 | 任意 |
(日) 総評価点の70%以上を合格とする. |
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JABEE関連 | 任意 |
(日) 光応用工学科の教育目標 A;9%,B;82%,F;9% |
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対象学生 | 任意 | ||||||||||||||||||||||||||||
教科書 | 必須 |
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参考資料 | 推奨 |
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URL | 任意 | ||||||||||||||||||||||||||||
連絡先 | 推奨 |
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科目コード | 推奨 | ||||||||||||||||||||||||||||
備考 | 任意 |
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