報道: 毎日新聞 大阪朝刊/[中野 晋]/台風9号:西日本豪雨1週間 川はんらん,同時多発/20090815
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報道団体 | 必須 | 毎日新聞社 |
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メディア | 必須 | (日) 毎日新聞 大阪朝刊 |
組織 | 推奨 |
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報道対象 | 必須 |
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カテゴリ | 必須 | 研究 |
題名 | 必須 |
(日) 台風9号:西日本豪雨1週間 川はんらん,同時多発 |
要約 | 任意 |
(日) 水害多発地域の兵庫県佐用町久崎.県や町はこの地区だけに水位上昇を知らせるサイレンを設置するなど,危険をいち早く住民に伝えるシステムを整えてきた.今回の水害では犠牲者ゼロ.だが住民の大半は,町の避難勧告よりも自らの判断を優先し,自宅に残って助かっていた.行政の体制の手厚さよりも,住民の経験が生きたケースといえる. 県河川整備課によると,久崎地区は佐用川と千種川の合流地点にあり,水位が急に上がる危険がある.04年の台風でも被害が大きかった.県は05年,地区の小学校に町内唯一の警報サイレンを設置.川のはんらん時にサイレンを鳴らすシステムを作った. 今月9日午後7時50分,サイレンが鳴った.避難に備える住民もいたが「大雨で聞こえなかった」と証言する住民も少なくない.午後9時20分に避難勧告が出された時,すでに堤防は決壊,泥水が次々と流れ込んでくる状態だったという.避難所に向かうか,自宅に残るか.地区では大半が自宅にいることを選択した. 自宅にいて助かった内海義文さん(44)は「水位がある程度まで達したら自宅に残るのが常識」.農業,大内照さん(86)も「これまでの水害と比べ一気に水位が上がったので,迷うことなく2階にのぼった」と振り返った. 地域防災に詳しい徳島大大学院の中野晋教授(53)は,家屋の流失など危険がなければ,家の中が安全な場合もあると指摘.「水害は時と場合により判断が難しく,行政の対応には限界もある.住民同士が意見を出し合うことも大切だ」と強調する. |
年月日 | 必須 | 2009年 8月 15日 |
備考 | 任意 |