徳島大学 教育・研究者情報データベース(EDB)

1. 講義

(日) 膨大な化学反応の積み重ねの基に生命の営みがある．生物機能を理解するためには，ます分子構造を理解し，化学反応の原理を修得することが必須である．本講義は有機化学1/生物有機化学1に引き続き，生体分子に重要なカルボニル化合物を中心にその反応性を理解し，有機化学の基礎学力をつけることを目的とする．

(日) カルボニルの化学を中心として，基礎的な化学反応の原理について講述する．

1. 反応機構(reaction mechanism)
2. (日) 芳香族化合物
3. (日) カルボニル化合物
4. (日) 生体内有機化合物

(日) 有機化学1または生物有機化学1を履修していること．

(日) 有機化学を学ぶためには，できるだけ多くの反応機構を記述して覚えることと，分子模型を使って考えることが不可欠である．このため，必ず分子模型も毎回用意してくること．また授業で課した課題を復習し，必ずノートに記述して完成させてること．

1. (日) カルボニルの性質と反応性を理解する．

2. (日) 生体内有機化合物の構造と反応を理解する．

1. (日) 芳香族化合物

2. (日) アルコール，フェノール，エーテル

3. (日) アルデヒドとケトン:求核付加反応(1)

4. (日) アルデヒドとケトン:求核付加反応(2)

5. (日) カルボン酸とその誘導体(1)

6. (日) カルボン酸とその誘導体(2)

7. (日) 中間試験

8. (日) カルボニル化合物のα置換反応と縮合反応(1)

9. (日) カルボニル化合物のα置換反応と縮合反応(2)

10. (日) アミン

11. (日) 生体分子:炭水化物

12. (日) 生体分子:アミノ酸，ペプチド，タンパク質

13. (日) 生体分子:脂質と核酸

14. (日) 代謝経路の有機化学

15. (日) 期末試験

16. (日) 答案の返却と講評

(日) 授業に8割以上出席した者を評価の対象とする．中間試験(40%)および期末試験(60%)で評価する．

1. (日) J. McMurry 著「マクマリー有機化学概説 第5版」東京化学同人，教材:分子模型「HGS Biochemistry Molecular Model, Student Kit」丸善

1. (日) J. McMurry 著「マクマリー有機化学(中)(下)」東京化学同人

1. 宇都 義浩([徳島大学.大学院社会産業理工学研究部.生物資源産業学域.応用生命系.応用生物資源学分野]/[徳島大学.生物資源産業学部.生物資源産業学科.応用生命コース])

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1. (日) 原則として再試験は実施しない