徳島大学 教育・研究者情報データベース(EDB)

1. 講義

1. 2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]

1. 金品 昌志

   肩書	任意	教授([教職員.教員.本務教員]/[常勤])

(日) 細胞膜の構造や生体内反応を理解するための基礎となる界面現象·電解質溶液論の初歩を履修し，生命現象が分子やイオンのレベルで理解できるよう基礎知識を修得させる.

(日) 電解質溶液の基本的概念と電極反応の取り扱い方について講述する．さらに界面現象とコロイド溶液の性質についても述べる．本講義の前半部分では，電解質溶液の性質とその熱力学的取り扱いを述べ，電池の概念について説明する．後半部分では，電極電位に基づき，幾つかの電気化学的現象を解説する．次に界面において成立する熱力学関係式を導出し，吸着や会合体形成などの界面が関与する物理化学的現象について事例を挙げて説明する．

1. (日) イオン溶液
2. (日) 電極論
3. (日) コロイドと界面

1. 物理化学1([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   必要度	任意	1.000000

2. 物理化学2([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   必要度	任意	1.000000

3. 生物物理化学1([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   必要度	任意	0.500000

1. 物理化学1([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   関連度	任意	1.000000

2. 物理化学2([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   関連度	任意	1.000000

3. 生物物理化学1([2006/[徳島大学.工学部.生物工学科]/[昼間コース]])

   関連度	任意	1.000000

(日) 物理化学1，2の履修を前提として講義する．

(日) 講義中に理解度確認のため2回の中間試験を行うので，予習と復習をしっかり行うこと．

1. (日) 電解質溶液の基本的概念と電極反応の熱力学的取り扱い方を理解する．

2. (日) 界面現象とコロイド溶液の性質について理解を深める．

1. (日) 電気化学:イオン論(1)Faradayの法則，電量計，電気伝導率の測定

2. (日) 電気化学:イオン論(2)モル電導率，平方根則，イオン独立移動の法則

3. (日) 電気化学:イオン論(3)Arrheniusの電離説，輸率と移動度，イオン活量

4. (日) 電気化学:イオン論(4)イオン強度，Debye-Huckelの理論，中間試験1(到達目標1の一部評価)

5. (日) 電気化学:電極論(1)ポテンシャルの定義，電池の起電力，自由エネルギーと可逆起電力

6. (日) 電気化学:電極論(2)電池の標準起電力，標準電極電位

7. (日) 電気化学:電極論(3)電池の起電力の計算，濃淡電池

8. (日) 電気化学:電極論(4)浸透膜平衡，神経伝導，中間試験2(到達目標2の一部評価)

9. (日) 界面(1)コロイド状態，表面張力，曲面の表面張力

10. (日) 界面(2)溶液の表面張力，界面の熱力学

11. (日) 界面(3)吸着膜，単分子膜

12. (日) 界面(4)二分子膜の構造と性質

13. (日) 界面(5)会合性コロイド(ミセル，ベシクル)

14. (日) 界面(6)吸着等温式，濡れと接着

15. (日) 界面(7)界面電気現象

16. (日) 期末試験(到達目標全ての一部評価)

(日) 出席率80%以上で，到達目標2項目が各々60%以上達成されている場合をもって合格とする．達成度は中間試験(50%)，期末試験(50%)で評価する(出席点は加えない)．

(日) 成績評価と同じ．

(日) 本学科教育目標(C)，(D)に対応する．

1. (日) W.J.ムーア著(藤代亮一訳)「物理化学(上)10章」，「物理化学(下)11，12章」東京化学同人

1. (日) A.R.デロナ著/本多健一訳「基礎電気化学」東京化学同人

2. (日) 玉虫伶太著「電気化学第2版」東京化学同人

3. (日) 八田一郎·村田昌之編「生体膜のダイナミクス」共立出版

1. 金品 昌志

   オフィスアワー	任意

1. (日) 原則として再試験は実施しない．