徳島大学 教育・研究者情報データベース(EDB)

1. 2005/[徳島大学.総合科学部.人間社会学科.地域システムコース.地域情報サブコース]/[学士課程]
2. 2005/[徳島大学.総合科学部.人間社会学科.地域システムコース.地域社会サブコース]/[学士課程]

1. 矢部 拓也([徳島大学.大学院社会産業理工学研究部.社会総合科学域.地域デザイン系.地域科学分野]/[徳島大学.総合科学部.社会総合科学科.地域創生コース])

   肩書	任意

(日) 社会科学において，社会調査はその研究の基礎となる方法論の一つである．その主な目的は，実際の社会における人々の様々な行為などに関するデータを収集し，分析することによって，それらを記述，説明することにある．つまり，社会調査とは，特定の社会的現象を，一定の方法を用いて言語化することであり，そのプロセス全体を指す． このクラスでは，ボーンシュテット/ノーキ(1990)をテキストに，そのような方法論を学び，実際の調査で必要な技術を身につけることを目指す．特に社会調査の量的手法(サーベイ調査)に関する，SPSS(統計分析ソフト)を用いた演習が中心となる．既存の調査票とデータセットを用いて，自分の立てた仮説を検証し，その結果を解釈することが演習の目標となる．使用するデータに関しては，受講者の興味に即して，私がこれまで関わり使用することのできるデータや，公開されているデータを使用しようと考えている．

(日) 社会調査の手法と統計分析

(日) 機器の台数や実習室の制約から受講者数を制限する場合がある． この授業を出席するものは，前期に開講される「社会統計基礎論」を履修しておくことを強く希望する．

1. (日) サーベイ調査の手法に習熟することを目指す．

1. (日) 社会調査とは何か

2. (日) 社会調査の方法と種類-量的方法と質的方法-

3. (日) 社会調査の過程

4. (日) 度数分布表

5. (日) 度数分布の記述

6. (日) クロス集計表(カイ二乗検定)

7. (日) 統計的推測と仮説検定

8. (日) 2つの平均の差の検定(t検定)

9. (日) 複数の平均の差の検定(F検定)

10. (日) 2変量回帰と相関

11. (日) 離散変数間の関連を測定する

12. (日) 多重分割表分析の理論

13. (日) 重回帰分析

14. (日) 因果モデルとパス解析

15. (日) オリジナル分析のための討論会

(日) 授業毎に提出してもらう課題と期末レポート，および出席による

(日) 行わない

1. (日) 社会調査方法論に関する教科書

2. (日) 森岡清志編『ガイドブック社会調査』日本評論社，1998

3. (日) ボーンシュテット/ノーキ『社会統計学-社会調査のためのデータ分析』海野道郎/中村隆監訳，ハーベスト社，1990

4. (日) 参考書

5. (日) 馬場浩也『SPSSで学ぶ統計分析入門』東洋経済新報社，2002

6. (日) 鈴木義一郎『「比較」統計学のすすめ:違いを見分けるテクニック』講談社ブルーバックス(B-380)，1979

7. (日) ダレル·ハフ『統計でウソをつく法:数式を使わない統計学入門』高木秀玄訳，講談社ブルーバックス(B-120)，1968

8. (日) 古谷野亘『数学が苦手な人のための多変量解析ガイド:調査データのまとめかた』川島書店，1988

9. (日) 調査報告に関する参考書

10. (日) 佐藤俊樹『不平等社会日本:さよなら総中流』中公新書(1537)，2000

11. (日) 岩井紀子·佐藤博樹編『日本人の姿:JGSSにみる意識と行動』有斐閣選書，2002

12. (日) 佐藤博樹編著『社会調査の公開データ:2次分析への招待』東京大学出版会，2000

1. 矢部 拓也([徳島大学.大学院社会産業理工学研究部.社会総合科学域.地域デザイン系.地域科学分野]/[徳島大学.総合科学部.社会総合科学科.地域創生コース])

   オフィスアワー	任意	(日) 木曜日12時から13時