徳島大学 教育・研究者情報データベース(EDB)

Education and Research Database (EDB), Tokushima University

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授業概要: 2004/分子科学特論

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EID
101824
EOID
379629
Map
0
LastModified
2007年12月28日(金) 20:39:44
Operator
大家 隆弘
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TRUE
Censor
0
Owner
[教務委員会委員長]/[徳島大学.総合科学部]
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種別 必須 総合科学部 (授業概要)
入学年度 必須 西暦 2004年 (平成 16年)
名称 必須 (日) 分子科学特論 / (読) ぶんしかがくとくろん
コース 必須
  1. 2004/[徳島大学.総合科学部.自然システム学科.物質·環境コース.物理系サブコース]/[学士課程]
  2. 2004/[徳島大学.総合科学部.自然システム学科.物質·環境コース.化学系サブコース]/[学士課程]
  3. 2004/[徳島大学.総合科学部.自然システム学科.物質·環境コース.地学系サブコース]/[学士課程]
担当教員 必須
  1. 嶋林 三郎
    肩書 任意
単位 必須 2
目的 必須

(日) 有機化学や無機化学の分野では試料を精製し,できるだけ純度を上げてその物質の特性を極め,ようとする.この場合には無限に対象とする物質(試料)が広がっていることが前提であ る.一方,コロイド·界面化学では視点が異なっている.ここでは固体,液体,気体の3態 が共存することや,交じり合わない物質が共存することを意識し,これらの界面には「不純 物(界面活性物質)」が吸着していると考える.このような特徴ある考えのもとに,界面化 学者は界面ではどのような現象が起っているかに興味をもち,理論的·実験的に研究を続 け,その応用化を考察してきた.その成果は我々の日常生活を豊かなものにした.たとえば 水と油からなる乳濁液を化粧品や医薬品として,水あるいは油と固体微粒子からなる懸濁液 をペイントとして,水と気体からなる泡沫を清涼飲料水や泡沫消火剤として,世に送り出し てきた.この講義では例をあげながら,コロイド·界面化学固有の考え方(界面の重性), その観点からの自然現象の把握(自然の認識),研究成果の応用(学術成果の社会への貢 献)などについて諸君と考える.

概要 必須

(日) 自然現象をコロイド·界面化学の立場から理解し,応用を考える.

キーワード 推奨
先行科目 推奨
関連科目 推奨
注意 任意

(日) この講義を理解するには,一般物理化学に関する基礎知識のほかに無機化学,高分子化学,熱 力学,電磁気学などの,ときには生物学の知識が必要となる.できるだけわかりやすく説明 をするつもりであるが,学生諸君も参考書などを調べて理解する努力が必要.わからないこ とは講義途中に質問してもかまわない.講義のあとの質問も歓迎.もちろん復習は不可欠.

目標 必須
  1. (日) 身近な自然科学現象を物理化学の観点から理解する.

計画 必須
  1. (日) 次のテーマで15回の講義を予定している.表面張力と界面活性,単分子膜と多分子膜,ミセ ルと液晶,ベシクル,微粒子分散系,吸着,濡れ,界面電気現象,電気2重層,凝集と分 散,吸着,ブラウン運動,光学的性質,ゾルとゲル,エマルションと泡など

評価 必須

(日) 学期末に試験をおこなう.出席を取る.出席日数の少ない学生あるいは授業中の行儀の悪い学 生は不利になる.レポート提出,小テスト/中間テストをする.

再評価 必須

(日) 希望があればおこなう.

教科書 必須
  1. (日) 教科書,北原文雄,界面コロイド化学の基礎,講談社(1994).

  2. (日) 参考書,日本化学会編,現代界面コロイド化学の基礎,丸善,(1997).

参考資料 推奨
URL 任意
連絡先 推奨
  1. 嶋林 三郎
    オフィスアワー 任意

    (日) 特別に日時を定めないが,予約を取ればいつでも歓迎.

科目コード 推奨
備考 任意
  1. (日) 開講年次:3

  2. (日) 開講学期:後

  3. (日) 2004年度は,火 3·4 開講