Q. 期間限定属性とは何ですか?
A. EDBに登録された情報や情報の中の項目は,原則的には現時点の内容を登録するものとして準備されています. しかし,これでは時間の経過とともに有効性を失う情報
  • 組織の改組等により,ある期日をもって現実には存在しない組織がデータベースに残り続ける.
  • 委員の交替などに際して新しい個人を登録すると,古い内容が失われてしまう.
等の問題が指摘されていました. 期間限定属性は,登録された情報を有効な情報として抽出してすべきかどうかを判断するために用意されました. ただし,これによりデータベース上の登録情報が自動的に無効化されるということではないことに注意してください.
期間限定属性を情報単位で利用する場合,改組などによってXXXX年YY月ZZ日に存在しなくなった組織は,
  • ○○組織 (期間: 〜XXXX年YY月ZZ日)
のように,その組織を有効な情報として扱うべき期間が属性として情報に付加されます. データベースから情報を抽出,利用するプログラムが期間限定属性で示される期間を参考に利用するか否かを判断します.
期間限定属性を項目単位で利用する場合,例えば現職の委員などを登録する【擬人】情報の項目[個人]においては,
  • 個人:
    1. (期間: 2003年4月1日〜2004年3月31日) 徳島 四郎
    2. (期間: 2002年4月1日〜2003年3月31日) 徳島 三郎
    3. (期間: 2001年4月1日〜2002年3月31日) 徳島 次郎
    4. (期間: 2000年4月1日〜2001年3月31日) 徳島 太郎
というように年代別に委員となった個人を登録することが出来ます. 実際に委員となっている個人は同時には1人ですが,期間限定属性を利用することによって,年代別に個人を登録することが可能になります. (項目の種類によって,期間の重複を許すものと許さないものがあることに注意してください.)
このような内容の項目から情報を取り出すときには,
  • 期日を指定して,指定期日に適合する内容のみが抽出
とします. 例えば,2003年11月19日を指定すれば,1番目の「徳島 四郎」の内容が抽出されることになります.
過去(例えば前年度)の委員の担当者を抽出したい場合には,その期日(前年度の委員の任期のいずれかの期日)を指定して情報を抽出します.

Q. 期間限定属性が定義されている項目へ複数の内容を登録出来ません.どうしたらいいのですか?
A. 期間限定属性が定義されている項目では基本的に任意数の内容を登録可能になりますが,項目の種類によっては期間が重複するものを許すものと許さないものがあります.
例えば,【擬人】情報の項目[個人]は同時にはある期間には1人の個人しか登録することが出来ません.個人を選択する際に前もって重複しない期間を指定しておいてください.

現在(2004年3月19日),期間限定属性を定義してある情報,項目