XMLの各要素

に登録されるテキストは,基本的にはUnicodeで表現されたプレーンテキストによる文字列である. Unicodeを利用することにより世界中のおおよそ全ての文字を利用することが可能になっている. しかし,プレーンテキストのみでは表現が難しいもしくは分かりにくいもののために,以下のエスケープシーケンスを用意している.

エスケープシーケンスはフォントやグリフを変更する文字修飾のために用意されているのではないことを了解して欲しい.
エスケープシーケンスは,

という目的で用意されている.

エスケープシーケンス

エスケープシーケンスに関する決まり事は,以下のとおり.

picture

画像のエスケープシーケンスにはEID以外にも属性

属性引数意味既定値
dpiDots par inch正整数値引用が文章以外の場所で行われたときの解像度.なし
height高さ実数値引用が文章中で行われたときのベースライン上の高さ.1.0
depth深さ実数値引用が文章中で行われたときのベースライン下の深さ.0.0
を指定することが出来る.指定方法は,
  • \P{12345; dpi=300}
  • \P{12345; height=2.0}
  • \P{12345; depth=1.0}
  • \P{12345; height=2.0; depth=1.0}
のようにセミコロン(;)で区切って指定する.

なお,出力の処理系によっては指定した属性値を無視もしくはアバウトにしか表現し得ない場合があることに注意.(例えば,標準のHTMLでは,画像のサイズはピクセル単位で指定できるが,ベースラインに対する縦方向の位置は"top", "center", "bottom"の3種類しか選択肢がない)